今回は、白色申告の場合の帳簿の付け方です。

白色申告で帳簿は必要?

実態として、白色申告で確定申告をされる方の場合、帳簿を付けていない方も多いと思います。

税務署は帳簿を付けるように指導していますが、帳簿を付けていなかったとしても、原資書類(レシートや領収書など)が保管されていれば、経費を否認されることもありません。

 

ただ、個人的には、下記のような理由により、帳簿は付けて欲しいと思っています。

・帳簿を付けることによって、年の途中であっても、収入・経費の状況を知ることができる。

・集計情報に間違いがあったときに気づきやすい。直しやすい。

というわけで、具体的な帳簿の付け方を説明していきます。

 

エクセルを使った帳簿付け

国税庁の「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」のページで、個人事業主の帳簿の付け方が説明されています。

それを元にして私が作成した帳簿のひな形を紹介させていただきます。

 

はい、イメージは、こんな感じです。

声優さんに特化、かつ、記帳の手間が少なくて済むようにしてあります。

 

エクセルファイルの白色帳簿ひな形も置いておきます。

ご自由にお使い下さい。

 

以下、帳簿の記入方法の説明です。

1行に、1経費を入力していきます。

 

①日にち

経費の支払いをした月日を入力します。

 

②内容

経費の内容を入力します。

お店の名前や買ったものの名称などを入力して下さい。

後から自分が見たときに、何を買ったのか分かるように入力して下さい。

 

③地代家賃~その他

ここは、経費の種類が並んでいます。

該当する列に支払った金額を入力して下さい。

 

④合計

入力した経費の合計額を表示しています。

自動で計算されるようになっているので、編集の必要はありません。

 

⑤備考

内容欄に書ききれなかったメモ書きを記入して下さい。

空欄でも構いません。

 

その他

収入については、入力欄は作っていません。

声優さんの場合、所属事務所から年1回、「支払調書」をもらえます。

それを見れば、年間の収入額が載っていますので、確定申告の際は、それを使って下さい。

 

終わりに

↑の記入例と記入方法を参考にして、帳簿を付けてみて下さい。

こちらで作成した帳簿を元にして、確定申告書を作成することになります。

したがって、確定申告の前までに帳簿を作成すればいいのですが、作業を溜めると大変ですので、こまめに入力していくことがオススメです!

 

次回は、青色申告の帳簿の付け方をやります!

ぜってぇ、見てくれよな!