間違えやすい証券投資信託の評価額の算出方法について解説します。
評価額算出方法
証券投資信託の種類によって、次の3パターンに分かれます。
1.金融商品取引所に上場されている株式投資信託
上場株式に準じた評価方法となります。
すなわち、次の4つのうち最も低い価額で評価します。
- 課税時期の終値
- 課税時期の属する月の毎日の終値の平均額
- 課税時期の属する月の前月の毎日の終値の平均額
- 課税時期の属する月の前々月の毎日の終値の平均額
このときに気を付けて欲しいのは、「上場」の意味です。
この場合における上場は、”ETF”、”REIT”などになります。
それ以外の場合であっても、売買されていますが、ここでいう上場には該当しないので注意して下さい。
2.日々決算型のもの(中期国債ファンド、MMFなど)
次の算式によります。
一口当たりの基準価額×口数+再投資されていない未収分配金①ー①にかかる源泉徴収税額ー信託財産留保額及び解約手数料
なお、”中期国債ファンド”は、”中国国債”とは関係ないのでお間違えないようにお気を付けを。
(私は、よく読み間違える(笑))
3.その他
一口当たりの基準価額×口数ー源泉徴収税額ー信託財産留保額及び解約手数料
どの種類に該当するのかよく分からない場合は、証券会社に問い合わせてみて下さい。
おそらく、それが一番早くて、確実だと思われます。